儲けるという言葉に馴れる
以前に利益という言葉とどう向き合えばよいかわからないという話を書きましたが、それと同様にとても苦手な言葉として「儲ける」という言葉があります。実はこの言葉、自分を主語にして使ったことがありません。〇〇さんがすごい儲けてはるな~という感じで他人には使ったことはあるのですが、自社は〇〇で儲けていきたいという感じで自分事として使ったことがありません。
これも根底には利益=悪という価値観があって、儲けるということは悪いことで、自分は悪いことをしたくないという考えによるものです。そんなわけで「儲ける」という言葉はどうしても使えない言葉のひとつでした。
とはいえこの「儲ける」という言葉にもさすがに慣れるべきだろうと思い、今月から意識して使うようにしています。自分が汚れたような感覚はありますが、まー実際はとっくに薄汚れているわけですし、自意識過剰というべきですね。
儲ける、すなわち利益を得ることで、従業員に決算賞与も渡せるかもしれませんし、設備投資もできますし、内部留保も積み上げることができます。非営利組織を経営しているわけではないのですから、積極的に利益を取りに行き、そして結果として得られた利益は適切に分配していくことで、社会貢献できればと思います。