社歴はもっと評価してよいと思う

弊社は会社設立18期になるのですが、地方だからなのか、取引先は弊社を優に上回る年季の入った会社が多いです。今月面談した会社をざっと見たところ、弊社より若い会社は一社だけかな。ホント社歴の長い会社が多いです。

今月面談した会社で、来年でちょうど50周年を迎えるという会社様がありました。50周年なのでウェブサイトでもそれを謳いたいということでご相談いただいたのです。

18年でも相当しんどいのに、50年と聞くと想像を絶しますね。もちろん一代では無理で、そこは何人も社長さんが代わられている会社でした。ある分野で一定のシェアを持っておられるので盤石に見えますが、民間の世界は世の中の変化に合わせて自分を変化させていかないと生きていけませんから、それをどうにか50年続けて来られたというのは、本当に尊敬しかありません。

日本は人口減少で衰退のフェーズに入っていますので、起業がチヤホヤされる感もありますが、私たちの住む世界に存在する商品・サービスを現に提供しているのは、そういった老舗企業だったりします。

例えば顧客単価1万円だったとして、年間10億円を売り上げるには、10万回の取り引きを行う必要があります。のべ10万人の顧客が居て、10万人からネガティブ評価を得てしまうと、次のリピートはないでしょう。そう考えると、全員からポジティブ評価が得られないにしても、ポジティブもしくはニュートラルな評価が大多数にならないと生き残ることはできません。そういう競争に勝ち抜いた猛者が老舗企業なわけですから、購入に迷ったら老舗企業!でもそう間違っていないのではないかと思います。

ホームページ制作をしていると、社長室の奥にある古文書みたいなものを見せられることもあります。何が書いてあるのかよくわからないのですが、創業者が従業員向けに書いた心得だったりします。せっかく立派な歴史があるのに世に出さないのはもったいない!もっと会社の歴史を表に出すお手伝いをしたいなと思っています。