フリーランスが流行ってるの?
今回は特にネタがないので、最近思っていることを徒然なるままに書いてみます。
最近、「フリーランスエンジニアなので、お仕事ください!」的なご連絡をよくいただきます。弊社も例に漏れず人不足ですので、「面白いな~」と思って会ってみるのですが、当然のことながらスキルや経験は様々で。というか未経験の人がめちゃくちゃ多い!なぜこんなに最近フリーランスを名乗る人からの連絡が増えたのだろうと思って聞いてみたら、フリーランスエンジニアを薦めるウェブメディアが結構あるみたいですね。
会社経営をしていてこう言うのもどうかと思いますが、IT業界でフリーランスさんが増えるのは基本的に嬉しいです。ライバルが増えるとかどうとかありますが、私としてはフリーランスさんをライバル視するというより、一緒に協業できるといいなと、そっちの方に頭が行きますね。それに私もかなり昔にさかのぼれば、フリーランスだったわけで。何か懐かしい気持ちになって応援したくなるんですよね。
なので基本的にフリーランスさんには好意的なのですが、やはり私たちの向こう側にはお客様がいるわけで、お客様の要求を満たすのが絶対条件ですから、その条件に合致しそうなフリーランスさんをスクリーニングすると、なかなか合致する人がいないのが現状です。誰か一緒に案件と戦ってくれる方、居られないかな~、笑
フリーランスがもてはやされるのもちょっとおかしい気がしますが、正社員絶対主義の社会もとても変なので、アナログからデジタルに移行する時代の変革期に、フリーランスさんが増えるのはとても自然なことだと思います。自分で売上を上げて、自分で経費を計算して、自分で確定申告をする。こういう経験を経ると、自分がどんなことに税金を払っているのか、どんなふうに社会保障費を払っているのかがわかるし、現状の制度や政治が適切なのかも考える素地ができると思います。しんどいですが、フリーランスの経験は本当に貴重だと思います。やりたい人は一度やってみるべきだと思いますね。
半面、フリーランスは性格によっては全く合わない人もいるとは思います。他人に嫌われることが耐えられない人、他人にはっきり自分の意思を伝えられない人、計算ができない人、孤独に耐えられない人、怠惰な人・・・。向いてない人って確実にいます。心が折られることも多々あると思います。向いてない人は正社員でなくてもいいですけど、誰かにペースを決めてもらったり、誰かに自分の意思を代弁してもらった方が、ハッピーかもしれませんね。
実際にお会いしたフリーランスの方々は少数ですが、せっかくIT業界に目を向けたわけですから、しっかりと知識と技術を磨いて、これからやってくる少人化社会に貢献していただけたらと思います。どこかの案件でご一緒できるのを楽しみにしています。