伝統工芸の価値を現在に活かすには?
京都に近い土地柄で、伝統工芸品は滋賀県にも多々ありますので、伝統工芸品を売りたい!というご要望を時々いただくのですが、なかなか有効な手段が見つからないのが現状です。そんな中、伝統工芸の優れた匠の技を現在的な商品に活かすというプロジェクトをされているとのことでしたので、先日ちょっと覗かせていただきました。(写真がイマイチですいません。)
Kiwakoto produced by A-STORY Inc.
こちらのプロジェクトでは車にまつわる様々なグッズに、京都の伝統工芸の技を取り入れることで、付加価値や個性を出そうという試みをされています。
例えば、このような高級外車の内装に、、
銀箔と漆の技術を使って、社内の革製シートカバーに、かっこいいデザインを施されていました。高級外車といっても、大量生産のプロダクトですから、こうした個性を加えることで、どこにもない一品になりますね。
野立てセットも販売されていました。京指物と呼ばれる釘などを使わない手法で組み上げられた桐箱に、茶釜や茶わんなどが綺麗に収納されています。ドライブに疲れたら、景色の良い場所でお茶を一杯というのも良いかもしれませんね。
その他にも、車のドリンクホルダーに入れて使う香りの器や、ルームフレグランスなどがありました。
現代の生活になくてはならない車というツールに、伝統工芸の技を活かした事例でした。これからも車と伝統工芸の協奏で、商品を生み出していかれるとのことです。楽しみですね。