2024年上半期が終了しました

昨年から半期ごとの決算をかなり丁寧にやっていまして、今年も「まず上半期でしっかりと業績をあげよう!」ということに注力してきました。上半期で振り返っても、本当にいろいろなことがありました。

やはり大きなところで行くと、社員の退職ですかね。属人化はダメと言われても、そもそも知識は人の頭に宿るものですから、すべてをマニュアルに落とし込むのは到底無理です。普段からグループウェアにノウハウを書き込んでもらったり、退職が決まってからも引き継ぎ資料をしっかり作ってもらいましたが、それで当人と同じ仕事を他の人ができるわけではありません。ルーチン業務を表面的に真似ることができる程度です。表面的にはなんとかなっているように見えますが、やはり今まで通りクライアントの期待値に応えられるわけはなく、ガッカリさせる状況も時々あったように思います。

案件はかなり絞りました。今までは個々の興味本位で取り組む案件を決めていたので、本当に多種多様な案件を継続的に抱えていました。作る側としてはいろいろ作れて楽しいのですが、作った後にはたいていの場合、長い長い保守管理(メンテナンス)が待っています。これもこれでノウハウが必要で、多種多様なプラットフォームに対して適切な保守管理を施すのは非常に厳しかったです。ギリギリのところで踏みとどまっていたのですが、人が抜けたこともあって、ついに断念して大幅に業務を減らしました。つまり継続的な保守管理案件の一部をサービス終了とさせていただきました。今もすったもんだはありますが、大きなトラブル無く、ほぼ整理撤退できたと思います。

上半期の数字としては営業黒字で着地しました。といっても人件費減で販管費が減ったという面が大きいです。本当は人件費を減らすことなく黒字を達成したかったのですが、売上増が間に合わず、社員の離職が先に来てしまったことが、経営者としてとても敗北感があります。リストラしたわけではないですが、結果的に同じになってしまったわけですから。

上半期は守りの局面でしたので、下半期は攻めの局面にしたいと思っています。しっかりと売上を上げて、しっかりと関係者に還元する、健全な会社を目指していきたいと思います。