転職するならやってみたいと思った仕事の話
先に言っておきますが、転職するわけではありませんよ、笑
この仕事をしていると、いろんな会社の社長さんや幹部さんと出会うのですが、個人的に「この仕事やりたい!」と思ったという話。
中年オヤジの戯言と思って聞いてください。
その仕事は、企業再生ファンド。
たまたまそういう界隈の方と実案件でお話することがあって、とても面白そうだったので個人的にいろいろ調べてみたのですが、企業を引き継いで、再生していくというお仕事のようです。
自分はイチから会社を立ち上げた人間で、いわば叩き上げなので、あまりマクロな視点で経済を見る目がありません。事業の中でバグや綻びを見つけて、コツコツと修繕していく経験はそれなりに積んできたと思うのですが、自己流でやってみたら案外長く続いているというだけで、井の中の蛙になっちゃってる感じはします。その点、ファンドの方々は一段高いところから経済を見ているわけで、その点が羨ましいと率直に思ったのが一点。
あと、実案件でいろんな会社さんとお付き合いしていた時に、「ここを変えれば会社がよくなるのに!」と思うことがときどきあります。主にITが苦手で、その方面で大きく後れを取っている会社さんですね。もちろんそこをお手伝いするのが我々の仕事なので、全力でお手伝いするのですが、やはりホームページというビジネスツールの作成を通したお付き合いがほとんどなので、それ以上に踏み込むことはできません。世話焼きな私は、いつももどかしい思いをしていたのですが、ファンドの方々はオーナー権を持って事業を良くしていけるのが羨ましいと思ったのが、もう一点。
あとは、他の会社を経営面からじっくり見ることができるのが良いなという点ですかね。たまに行く会合などで、他の会社の社長さんの話を聞くこともあるのですが、なかなか本当のところは話してくれませんので、笑
それなりの期間を営業できていて、今もちゃんと売上が立っている会社は、ちゃんと誰かのニーズに応えている会社、社会にとって有用な会社だと思います。その中で、良いなと思う会社さんでも時代の変化の速さに対応できず、経費が売上を上回り、赤字に苦しんでいるように見えます。自分に赤字脱却の答えが見えているかというと、自分も苦しんでいる最中なので、何も言えないのですが、力になりたいといつも思っています。
誰かのニーズに応えているか、社会にとって有用かという視点で世の中の事業を仕分けて、それに合致した事業を引き継いでいく、後世に残る形にしていくのは素晴らしい仕事だなと思います。自分もそういう仕事ができるといいなと思いますね。