滋賀にこだわる必要ってあるの?
先日こんな質問を社員から受けました。どうも定期的に連絡を取らせていただいている同業者さんから同様の質問をされたそうで。私の答えは明白で、「滋賀にこだわってやっていきたい」です。社員からも「自分も同じ。考え方に差異が無くて良かった」とのことでした。
そんな質問をされてあらためて、なぜ滋賀にこだわるのかと考えてみました。実はあまり郷土愛は無い方で、たまたま滋賀県に住んでいたから、滋賀県で事業を開始しただけであって、滋賀県に対して強い思い入れはありません。じゃなぜ滋賀県に今こだわっているのかというと、弊社とお付き合いいただいているお客様が「滋賀県の業者と付き合いたかった」と言われるからですね。
実際にこの事業をやってみて、お客さんが自らの情報を文字に置き換えて、他人に伝えられるのは、伝えたい情報のうちの1割にも満たないと感じます。文章化が巧いか、デジタルリテラシーが高いかもありますが、そもそも何を外部に向けて発信すればよいかがわかっていないことが多いです。
私たちは日常的にターゲットを設定して、その方々がクライアントの会社に関心を持つのはこういう点だろうなとか、この情報を発信すれば良いマッチングができるかもしれないなと考えますが、やはりクライアントさんにはそういう視点はないようで、良い情報がクライアントの方から自発的に上がってくることは滅多にありません。
ではどうすればよいかと言えば、できるだけこちらから距離を近づけて、社長様や社員様のお話を聞いたり、会社や製品を見学させていただいたりして、取材させてもらうわけですが、これはどうしても物理的距離の問題が付きまといます。
こういう距離の問題があるので、近い業者が良い、つまり滋賀県の業者が良いとなるのでしょうね。瞬時に遠方まで移動できる機械が発明されれば、そのニーズは無くなると思いますが、それまでは近い業者が良いというニーズは無くならないでしょう。
大阪や名古屋といった大きなマーケットで育った同業者は、規模も大きいですし、やれることも多いと思いますが、現状を見るといくつかは地場の会社があったほうが良いのだろうなと思います。
そんなわけで滋賀県のホームページ制作会社であることにこだわってこれからも事業を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。