利益とどう向き合えばよいのか
先日の一泊二日合宿から帰ってきてから、業務がかなり混んできて忙しくしているのですが、時々頭に浮かんでくるのが「利益ってなんだろう?」ってことです。
昔から売上もそうですが、利益に対して肯定的な考えを持つことができません。利益を取りに行くことは、すなわち卑しいこと、腹黒いこと、というのが頭にあって、利益が出そうだと思った瞬間、自分で自然とブレーキを掛けてしまうのですよね。これって経営者の皆さんはどうされているのでしょうね?全然平気なのですかね?
利益の効用だけを考えると、従業員の決算賞与が出せたり、設備投資ができたり、新規事業が出来たり、内部留保が作れたりと、良いことずくめなのですが、利益を得るためには、売上を増やすことと、売上原価や販管費を減らすことが必要なので、前者は顧客に強気の態度で向かわないといけないし、後者は仕入先・従業員に渋い顔をしなければなりません。
顧客には嫌われたくないし、仕入先・従業員にももちろん嫌われたくありません。とはいえ、両者に良い顔をしていたら、会社の利益は残りません。会社に利益がなければ、最終的には会社は消滅しますから、顧客や、仕入先・従業員にとっても望まない結果でしょう。そんなわけで、顧客 vs 会社(利益) vs 仕入先・従業員 という三角関係をどのようにバランスを取って付き合っていけばいいかで悩みます。
従業員から「もっと欲望に正直になれ」的なことを言われたりもするのですが、貧乏に慣れすぎてしまって、物欲を内燃機関にして頑張るのも厳しいのですよね。せめて利益をもっと肯定できるようになれば、ブレーキが掛からなくなるので、もう少し状況は改善するのですが。
考え方を直さないといけませんね。