借入更新について悩み中
先日金融機関さんが来社されて、「来年の更新はどうしましょうか?」と聞かれました。弊社は設備投資も要らない業種なので、金融機関からの融資なんて関係ないでしょと思われるかもしれませんが、プロジェクトの平均リードタイムは3ヶ月程度、長いものになると1年近くにもなるので、その間の販管費(特に人権費)の負担に耐えられるように、ある程度のキャッシュは必要なわけです。そんなわけで金融機関さんにはお世話になっているのですが、大きく分けて二種類の融資を利用させていただいています。
1つは長期借入金。これは最初にまとまった金額を借りておいて、少しずつ元本と利息を払っていくという融資です。もっとも一般的な融資だと思いますが、徐々にお金が減っていって、最後にはゼロになるので、その間に十分な運転資金が溜まれば良いのですが、そうでない場合はまた借入しないといけません。また最初にまとまったお金が入るので、ついつい財布が緩みがちになります。自律の精神が試される融資かもしれません。
もう1つは短期借入金。これはあまり一般的ではないらしいのですが、支払期限が来れば元本を全額返済するという融資です。急には全額返せない!と思われるかもしれませんが、基本的には更新ができるので、全額返済する必要はなく、そのまま継続して借りることができます。先の金融機関さんが聞いてこられたのは、この短期借入金の更新のことだったわけです。
圧倒的に儲けられていれば、借入に頭を悩ませる必要はないのですが、なにせ利益を目的としない営利企業でしたので、資金に余裕があるわけもなく、金融機関融資に資金繰りは助けていただいています。短期借入金はキャッシュが減っていかないので良いなとは思うのですが、弊社条件では長期借入金に比べると金利が高いのですよね。確かに年度更新になるので、手間を掛けないといけない分、長期借入金に比べてコストが高い気はします。ま、妥当ではあるのですが、これでいいのかなあとちょっと悩み中です。
あ、ちなみにこれは弊社で決められることではないのですが、更新は問題ないと思います。返せと言われたら、返すことも可能な財務状況は作ってあるので。その点はご安心ください。