人が動く値段は値切らない
社員に激しく薦められて開始した𝕏(旧ツイッター)。一度始めると持続できる性格なので、細く長く続けています。戦略的に行っているわけではなく、惰性で続けているだけなので、フォロワー数も全然伸びません。とはいえ、𝕏で繰り広げられる人間模様を眺めるのも楽しいですし、たまに有益な言葉に出会うこともあり、業務のちょっとした合間にやるのには良いなと思っています。
さて先日もなかなか有益な言葉に出会いました。完全に自分の経験から発した言葉なのか、どこかに元ネタがあるのかはよくわからないのですが、とりあえず( ゚д゚)ハッ!とさせられた言葉ではあります。
これですね、、本当によく思います。昔は値切る習慣があったので、モノであれサービスであれ、なんでも値切っていたのですが、特にサービスを値切ると露骨に嫌な顔をされて、業務を後回しにされたり、パフォーマンスが落ちたりして、残念な思いをしました。一方、お客さんから自分が値切られると、やはり嫌な気分になり、露骨にテンションが落ちて、結局ご発注をいただいても、最後まで気持ちが乗らなかったりしました。
そんなことを十数年続けて悟ったのは、「サービス価格、特にそのサービスを提供する人が自ら見積もっている場合、値切ってはいけない」ということですね。組織化されていて、営業さんとサービス提供者さんが別の場合だとまだ良いのですが、見積担当者とサービス提供者が同じ場合は露骨にサービス品質が低下するんですよね。
これは経験則で学んだので、例えば外注パートナーさんの見積は値切らないようにしているし、お客さんから値切られることもほとんど無くなったのですが、1年前に久々に露骨に値切りに会いました。社長になりたての方だったのですが、おそらく以前の消費者感覚が残っていたのでしょう、露骨に「なんぼに負けてくれる?」的な値切りに会いました。
値切りが久々すぎて、思わず笑ってしまいましたが、社長の顔を立てて、少しだけ値引きに応じました。ただそんな露骨な値切りを他でもやっているのだろうと思うと、人に仕事を頼んでいくのはこの先は難しくなるかもしれないなと思いましたね。(まだお若いので、これから変わっていかれるとは思いますが。)
ま、そんなことを思い出させてくれるポストでした。それにしてもこのポストの主は的確に言語化されていて、こういう言語能力を本当に羨ましく思いますね。こういう言葉に出会えるだけでも𝕏をやる価値があるというものです。