ローカルベンチマークを作ってみた
先日から事業再構築補助金どうしようかな~と、そんなことばかり考えています。補助金を当てにするなんて小さい男だな~と思うのですが、そういう切っ掛けでもないと、日常業務に紛れてしまって、なかなか自社のことを本気で考える機会なんてないのですよ。
自社を客観視するのはとても難しいので、外部から提供される物差しをまず利用してみるのが手軽です。経済産業省のウェブサイトにローカルベンチマークという経営診断ツールが載っていましたので、これで少しでも自社を知ることができないかとやってみました。
ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)
https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/
「財務分析」と「商流・業務フロー」と「4つの視点」という3つの入力シートを備えたエクセルファイルで、所定のセルにデータ入力していけば、手軽に自社を知ることができるというものです。まあまあ入力は大変です。2日ほどかかりました・・・(^-^;
財務分析は以下のような感じです。よくあるレーダーチャートですね。改めて見ると、収益性が極端に低く、次に生産性と効率性が低いですね。スモールビジネスで、どうしても年度ごとの振れ幅が大きくなりやすいということもありますが、私の企業経営に対する考え方が如実に反映された、非常によくできたレーダーチャートだなと思います。
弊社の経営方針は、「長期的利益をお客様とともに」です。自社が潰れない程度のギリギリの薄い利益をもらいつつ、信頼していただけるお客様をコツコツとたくさん作っていって、将来的にみんなそれなりに食べていければいいよね、とゆるく考えてやってきましたので、それが如実にあらわれていると思います。
そんな考えだったので人件費や経費にほとんど出ていってしまい、会社としての収益性はとても低いのですが、地道に信用と内部留保を積み上げてきましたので、健全性はずば抜けて高いという、昭和創業の優良老舗企業のようなチャートになっています。
今まではこれでも良かったのですが、( ゚д゚)ハッ!と気付きました。自社とお客さまはWin-Winの関係になっているのですが、全然三方よしになっていないではないかと。商人ではありませんが、近江の地に生まれた以上、三方よしは会社が目指すべき理想のひとつだと思っています。というわけで税金をもっとお支払いできるように頑張りたいと思います!笑
ちなみにローカルベンチマークの話に戻りますが、「財務分析」はありがちな結果しか返ってきませんが、「商流・業務フロー」と「4つの視点」はやってみて良かったです。自社の業務の見える化・仕組化に取り組んでいるところなので、頭の整理に役立ちました。また「4つの視点」を真面目に考えると自社の至らない点がたくさん炙り出されてくるので、事業再構築のネタも浮かんでくるんじゃないかなと思っています。
あとはこれらをもとに、外部専門家のご意見を聞いたうえで、何かのネタで事業再構築補助金にエントリーしようかなと思っています。