コロナとどう付き合っていくか?(2020/5/10現在)
刻一刻と状況が変わっていきますので、ゴールデンウィークが明けた節目ということで、徒然なるままに今の心境を書いてみたいと思います。
まず5月6日までと言われていた緊急事態宣言が全国で延長されましたね。ゴールデンウィーク前から、「延長されるかもしれない」という前振り的な情報はありましたから、心の準備はできていましたが、いざ延長されると、「この先どうすればいいんだろう?」と漠然とした不安が襲ってきます。
正直なところ、うちの会社で言えば、コロナショック前から受注がかなり積み上がっていたので、今も忙しくさせていただいておりますし、あまり変化はありません。テレワークをしていることで、うちもコロナと向き合っている感覚が保てている感じかもしれません。
緊急事態宣言延長に伴って、弊社で既に実施していた社内外の往来禁止も5月末まで延長することにしました。オンラインミーティングでコミュニケーションが取れているので、ほとんどは問題ありませんが、一部のお客様はやはりオンラインミーティングに対する抵抗がお有りのようで、オンラインミーティングするくらいなら打ち合わせを延期したいという方も居られました。
日々テレワークをしたりして、オンラインミーティングが万能でもないことはわかっていますので、お客様の考えを尊重するようにしていますが、ある程度の信頼関係を築けたお客様については、こちらから積極的にナビゲートしてオンラインミーティングをさせてもらっています。
オンラインミーティングという選択肢を持っておくことで、今後もっと状況が悪くなった時のリスクヘッジになると思うのですよね。傲慢と言われるかもしれませんが、私たちとのコミュニケーションでオンラインミーティングに慣れていただくのも私たちのできる地域貢献のひとつかなと思っています。
コロナ不況の最前線と言われる飲食・宿泊業界の状況がとても気になるので、飲食の経営者さんがYouTubeで積極的に情報発信されているのをよく拝見します。そこで家賃が苦しいと盛んに言っておられるので、そんなに家賃って厳しいのかな?と疑問に思っていたのですが、都市部の地価は非常に高いので、経費に占める家賃の割合が2割程度いくらしいですね。
都心の方だと坪単価も5万とかいくそうで、それで20坪借りると月家賃100万円。それは厳しいですね。飲食店経営者さんが家賃が苦しいというのは非常にわかります。弊社の場合で計算してみると、経費に占める家賃の割合は5%以下なので、都会と田舎の家賃格差は凄いですね。また飲食店は立地が大事なので、余計に家賃が高くなりやすいのだろうと思います。
家賃についても助成金を出すことを国が審議しているようで、それが決まれば飲食店さんも楽になりますが、今後もコロナと付き合っていくことを考えると、一旦店を閉めて業態変更を考えておられるオーナーさんも多いようです。リスクを言い出したらキリがないし、そのリスクがなくなる見込みも立っていないし、リスクに対して店名公表という手段で実質的な懲罰を受ける。こうなると撤退も合理的判断だと思います。
今の状況は、「国は3密を避けてコロナ対策をしなさいと言っているのに、それでもコロナを拡散させたら、それを引き起こした事業者や個人がその責任を取りなさい」と言っているようにも聞こえます。そもそも国がコロナ保菌者を検疫でスルーしたから、国内感染が始まったわけで、発端は国の責任だと思うんですが。まぁ、国も万能ではないので、責任追及する気もないですけど。
今の時点ではコロナ国内感染者がかなりの数になりましたし、海外はもっと広がっているようですから、江戸時代の鎖国みたいなことでもしないかぎり、国内根絶は無理な気がします。仮に国内がうまくいっても、次から次へと外国人感染者が入ってきますから、インフルエンザのように毎年流行る疫病になるのでしょうね。
死亡率が低いとノーガード戦法もできるのですが、やはりかなり高いようなので、3密を避けながらビジネスをどうしていくかに、頭を切り替えないとダメなのでしょうね。飲食はオンライン注文で宅配、宿泊は人の移動そのものがなくなって消滅、イベントはオンライン配信になるのでしょうか。私たちはたまたまIT/WEBセクターに居るので、今はそれほど影響を受けていませんが、渦中にいれば気が狂いそうな状況で、本当に恐ろしいです。
まとまっていませんが、今回はこれぐらいで。