よく聞かれる質問その9-ホームページ作成のお仕事って儲かります?
これはお客さんによって「儲かる」と思っている方と「儲からない」と思っておられる方と大きく二つに分かれるようです。
「儲かる」と思っておられる方は、IT企業が数年で上場していくイメージが強いようで、「ITはアイデアひとつで売上が一気に増えるからいいですね~」なんて言われますね。「儲からない」と思っておられる方は、ホームページ制作会社が潰れたり、廃業していくのを見てこられた方が多いようで、「パソコンさえあれば家でもできる仕事だから、従業員を雇って会社としてやっていくのは大変なんじゃないですか?」と言われます。
個人的な感覚でいえば、仕事さえあれば食っていくことは可能だけど、あまり儲からないという感じですね。ベンチャー企業ですと、商品やサービスが当たれば一気に上場という可能性も無くはないでしょうが、弊社はベンチャーではなく、受託開発メインの地味な会社です。基本的には諸々の経費に付加価値分を加えて売上としていただくわけですから、計算を間違えなければ利益は出ますが、受注できず徒労に終わることも多いですから、結局のところ収支トントンといったところです。実際に今まで8年間法人を運営してきて、貸借対照表の剰余金はほぼゼロです。
あまり儲かっていないというと、営利法人としては失格と思われるかもしれませんが、今のところはそれでいいかなと思っています。設立時に比べれば人数は8倍、売上は5倍になっていますし、地域経済や雇用にも多少貢献できる規模になってきました。滋賀県外の案件でも通用する技術力を身につけ、さらに会社の規模が大きくなれば、剰余金を着実に増やして将来の財務リスクに備えたり、継続的に法人税を負担していくことも可能になるだろうと思っています。