大意

アクセスしたWEBサイトのデータ、ユーザーによる入力内容などを一時的に保存しておき、同じWEBサイトに再びアクセスした際には保存したデータを読み込むことで、UXを向上させる仕組み。または保存したデータそのものを指す。

解説

キャッシュと似た仕組みですが、目的が異なります。
キャッシュはページの表示を速くする点に特化していますが、Cookieは表示速度以外の様々なUXを向上するのに役立ちます。

特に効果的に使用されている例が、ECサイトの「カート機能」です。
ユーザーは購入したい商品をカートに追加しますが、サイトを閉じた時にカートの中身が空になってしまったら不便です。
しかしほとんどのECサイトでは、サイトを閉じてもカートの中身は保たれたままです。
これはCookieによってカートの中身が保存されているからです。

他にも会員制のサイトなどで、ログイン状態を保存しておくために利用されたりしています。

使用例

「Cookieを利用すれば、WEBサイトに初めてアクセスしたユーザーだけを対象にした案内文を出せるのでないか」