日々の業務でチャットツールはお使いですか?
近年、リモートワークの普及や、社内外でのコミュニケーション効率化のために、多くの企業でビジネスチャットツールの導入が急速に進んでいます。

弊社では主にChatworkを利用していますが、

  • スピーディーかつ気軽にコミュニケーションがとれる
  • 複数人への情報共有が容易
  • 情報の整理、アーカイブにも活躍
  • ビジネスに特化しているのでセキュリティ面も安心

などなど、その恩恵は計り知れません!
ビジネスチャットを上手く活用することで、簡単に業務効率化やコミュニケーションの質の向上が図れます。

特に中小企業においては、低コストで効果の高いツール選びが求められると思います。

今回は、
「まだビジネスチャットを導入していない」
「今のビジネスチャットからの乗り換えを検討中」
という中小企業におススメできるビジネスチャットツールを5つご紹介します。

目次

目次

LINE WORKS

公式サイト https://line.worksmobile.com/jp

多くの方が使い慣れている「LINE」のインターフェースをビジネス用に特化させたツールです。
LINEのような使い勝手で、導入したその日から誰でもすぐに使えるというのが最大の売りで、導入ハードルはかなり低いでしょう。
業務の効率化に必要な機能も「トーク」「メール」「アドレス帳」「掲示板」「カレンダー」「Drive」「アンケート」など、充実した機能が1つのアプリに揃っています。

おすすめの企業

従業員の年齢層が幅広く、シンプルな操作性を求める企業
国内中心のビジネスを展開している企業

中小企業向けのメリット

・多くの人が馴染みのあるLINEと同じような操作性なので、導入の敷居が低い。
・一般的な業務効率化に必要な機能が一通り揃っている。

デメリット

・LINEと同じような既読機能が備わっているが、利用ルールを決めておかないと、それが原因のトラブルが起こる可能性も。
・国際的な取引先とのコミュニケーションには向かない。

課金すると…

・より高度な管理機能が使える。
・カスタマーサポートサービスが受けられる。
・大容量のファイル送受信、メールなどが利用できる。

有料プランの月額利用料金(年間契約)

スタンダード 450円/1ユーザー
アドバンスト 800円/1ユーザー

Chatwork

公式サイト https://go.chatwork.com/ja

タスク管理機能があり、チャットと業務の進行管理を一元的に行えるのが、Chatworkの良いところです。
そして何よりの推しポイントはその操作性。とにかくシンプルで使いやすく、こういったツールに慣れていない方でも、それほど苦労すること無く使えるツールだと思います。
シンプルな操作性とミニマムの業務効率化ツールが備わるバランス型だと言えます。

おすすめの企業

初めてチャットツールの導入を検討する企業
手軽にタスク管理を実施したい企業

中小企業向けのメリット

・操作性がシンプルで、デジタルツールが苦手な方でも使いやすい。
・簡易的なタスク管理機能が備わってる。
・導入にまつわる公式のサポートコンテンツ(資料やコラム、セミナーなど)が整っている。

デメリット

・他のツールに比べて機能がシンプルすぎる場面も。
・フリープランでは40日までしか履歴が残らない。かつ、グループ数やファイル容量の上限もある。

課金すると…

・履歴の保持期間の上限がなくなる。
・ファイル容量の上限がアップする。
・セキュリティやリスク管理の機能が使える。
・管理者向けのチャットサポートが受けられる。

有料プランの月額利用料金(年間契約)

スタンダード 700円/1ユーザー
アドバンスト 1,200円/1ユーザー

Slack

公式サイト https://slack.com/intl/ja-jp/

機能性が高く、2,600 種類を超えるアプリとの連携が可能なチャットツールです。
「Slack はニーズに応えるプロダクティビティプラットフォーム」と言われているようにカスタマイズ性が高く、大企業から中小企業まで様々な企業にフィットします

おすすめの企業

柔軟なコミュニケーションを重視する企業
IT系のスタートアップ企業

中小企業向けのメリット

・基本機能が無料で利用でき、成長するにつれて有料プランに移行することも可能。
・とにかくカスタマイズ性が高いので、自社に合わせた業務効率化ツールが実現できる。

デメリット

・機能が多いので大量の通知が発生することがあり、設定を調整しないと情報過多になる恐れがある。
・カスタマイズしないと宝の持ち腐れになってしまうので、ある程度のITリテラシーが必要。
・フリープランでは90日までしか履歴が残らない。

課金すると…

・メッセージの履歴保存期間上限が無くなる。
・統合アプリの数の制限が無くなる。
・カスタマーサポートサービスが受けられる。

有料プランの月額利用料金(年間契約)

プロ 925円/1ユーザー
ビジネスプラス 1,600円/1ユーザー

Google Chat

公式サイト https://workspace.google.com/intl/ja/products/chat/

Googleが提供するチャットツールです。多様なツールがパッケージされたGoogle社が提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービス「Google Workspace」の中のサービスのひとつです。
Google Chat単体での契約方法は無く、Google Workspaceの契約が必要です。

チャットの話から少し逸れてしまいますが、Google Workspaceはすべての利用がインターネット(クラウド)で完結するのが特徴です。
例えば、Googleドライブにアップロードしたファイルは、それぞれに固有のURLが発行されるので、ファイル共有の権限などを設定することで、複数人での協働作業が容易に実現できます。
Google Chat単体でのメリットというのはそれほどありませんが、Google Workspaceの他のサービスが充実しており、そういった機能と連携が可能なのが最大の魅力です。

おすすめの企業

Googleのサービスを既に導入している企業
ある程度の規模があるプロジェクトを管理したい企業

中小企業向けのメリット

・チャット、会議、ファイル共有などを1つのツールで管理できる。
・既にGoogle Workspaceを利用している企業では追加コストが発生しない。
・Google Chatのインターフェイスはシンプル。
・海外にも普及しているので、多言語に対応している。

デメリット

・Google Workspace以外のサービスとの連携はあまり充実していない。
・個人では無料利用が可能だが、ビジネス向けのフリープランは無い。(各プランに14日間の試用期間アリ)

有料プランの月額利用料金(年間契約)

Business Starter 680円/1ユーザー
Business Standard 1,360円/1ユーザー
Business Plus 2,040円/1ユーザー

Microsoft Teams

公式サイト https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

マイクロソフトが提供するMicrosoft Office製品ラインのサブスクリプションサービス「Microsoft 365」のサービスのひとつです。
Teams単体でも使用可能ですが、Microsoft 365の他のサービスとの連携で力を発揮します。
従業員数1000人以上の企業の導入割合も多いようですので、 ある程度の規模があり「ビジネスツールを一元的に使いこなしたい!」という会社や、ツールの保守管理の担当者をおける企業は、導入メリットが大きいと考えられます。

おすすめの企業

Microsoft製品を既に導入している企業
ある程度の規模があるプロジェクトを管理したい企業

中小企業向けのメリット

・チャット、会議、ファイル共有などを1つのツールで管理できる。
・既にMicrosoft 365を利用している企業では追加コストが発生しない。
・海外にも普及しているので、多言語に対応している。

デメリット

・初期設定や管理が少し複雑。
・Microsoft 365以外のサービスとの連携はあまり充実していない。
・フリープランでは90日までしか履歴が残らない。

課金すると…

・グループ会議の参加者数や時間の制限がアップする。
・クラウドストレージの容量アップ
・カスタマーサポートサービスを受けられる。

有料プランの月額利用料金(年間契約)

Microsoft Teams Essentials 500円/1ユーザー
Microsoft 365 Business Basic 750円/1ユーザー
Microsoft 365 Business Standard 1,560円/1ユーザー

さいごに

弊社ではChatworkをメインで使用していますが、Google workspaceと併用することで、各制作案件のタスクや進捗管理なども効率的に行っています。

それぞれの社内事情や取引先がどのようなツールを導入しているかによって、選択すべきツールが変わってくると考えられます。
様々なツールを組み合わせることで、業務効率が最大化されると思いますので、まずはぜひフリープランなどで使用感を試してみてください!